〒803-8505 北九州市小倉北区金田1丁目3番1号

泌尿器科

泌尿器科は一時、外来のみの診療としておりましたが、元産業医科大学准教授の濵砂良一医師が平成29年10月より部長として転任し、外来だけでなく、入院患者さんの診療も再開いたしました。現在、医師2名体制で診療を行っており、外来は月曜日から金曜日の午前中に毎日行っております。
週3日は午後から手術を行い、腹腔鏡手術、内視鏡手術を積極的に行っております。また、尿が出ない、血尿が出た、陰部の痛みがあるなど泌尿器科の救急にも対応できるようにしております。

《 おしらせ 》
 近年、膀胱炎や腎盂腎炎の原因として薬剤耐性細菌が原因となることがあり、治療が難しい症例があります。また、繰り返す膀胱炎や前立腺炎などの症例や性感染症を専門的に診察し、治療を行う「泌尿器科感染症外来」を2019年4月から開設いたします。泌尿器科部長の濵砂は、これら泌尿器科に関連する感染症を産業医科大学に勤務している時から研究し、治療を行っています。火曜日の午後(PM1:30-3:00)に、予約制にて行いますのでご利用ください。なお、性感染症の一部の診療は、産業医科大学泌尿器科と連携して行います。

治療の特色

泌尿器科は、主に尿路や性器の疾患を治療する診療科です。
対象となる疾患群は広く、腫瘍、感染症、尿路結石、排尿障害、神経疾患、性機能、副腎疾患、陰嚢や陰茎の疾患などです。腫瘍としては膀胱癌、腎臓癌、腎盂・尿管癌、前立腺癌、精巣癌、陰茎癌などが対象です。
男性で最も頻度の高い癌である前立腺癌を早期に発見するために、PSAの値が高い患者さんには経会陰的前立腺生検を1泊入院で行っています。前立腺癌は手術、放射線、重粒子線やホルモン療法など、その病期に対応した治療の選択が必要です。当院でできる治療やできない治療を含め、それぞれの症例に最適な治療をいっしょに考えていき、必要な場合には、他の医療施設をご紹介いたします。
また、当院では積極的に内視鏡手術を取り入れております。膀胱癌には経尿道的手術を行うとともに、進行した膀胱癌には腹腔鏡下膀胱全摘術を行っています。また、ほとんどの腎臓癌、腎盂・尿管癌の手術は腹腔鏡手術を行って入り、特にサイズの小さい腎癌では腹腔鏡下腎部分切除術を行い、腎機能温存をめざしています。進行した癌に対しては、最新の抗癌化学療法を行っており、難しい症例には産業医科大学と提携して治療を行っております。
また、症例の少ない精巣癌、陰茎癌に対する治療も可能ですので、ご相談ください。尿路結石に関する治療は、当院には体外衝撃波装置がないため、主に女性の尿管結石に対して内視鏡手術(尿管鏡を用いた手術)を行っております。疼痛や発熱を伴う患者さんにも対応いたします。前立腺肥大症に対する経尿道的手術、陰嚢水腫の手術、包茎手術なども積極的に行っております。
外来は毎日、午前中に行っておりますので、いつでも対応いたします。

治療の特色

前立腺がん

前立腺がんのマーカーであるPSAが注目されるようになり、前立腺がんと診断される患者さんが増えています。
前立腺がんの最も重要な検査は、前立腺生検(組織検査)であり、当院では1泊入院、麻酔下で行っております。
治療は手術療法、ホルモン療法、放射線治療があり、治療法は個々の症例で検討いたします。

腎臓がん、腎盂尿管がん

主に腹腔鏡による手術療法を行います。腫瘍の状況によっては、腹腔鏡下腎部分切除や開腹手術を行います。
進行がん症例では、分子標的薬による治療を行うことがあります。

膀胱がん

原則的には内視鏡手術(経尿道的手術)にて対応します。症例によっては膀胱全摘術や、抗がん剤による治療を行います。

前立腺肥大症

内服治療で改善しない場合、経尿道的手術を行います。

感染症

膀胱炎、前立腺炎、尿道炎を繰り返す症例、難治性の症例に対しては、精密検査を行います。

顕微鏡下精索静脈瘤根治術

男性の不妊症の原因の一つに精索静脈瘤があります。
精索静脈瘤手術では、病的な精索静脈をすべて切断し、逆流しないようにする事が手術の基本手技です。
精索静脈瘤の手術方法は開放手術である高位結紮術、腹腔鏡下精巣静脈結紮術、顕微鏡下精索静脈瘤手術(低位結紮術)に大別されますが、顕微鏡下精索静脈瘤手術が合併症や再発率が少なく、治療効果に優れた方法として認識されています。
顕微鏡下精索静脈瘤手術は拡大した視野で手術を行えるため、動脈やリンパ管を温存できる可能性が非常に高く、より確実に静脈のみを結紮する事ができます。
顕微鏡下精索静脈瘤手術は傷が小さく、術後の痛みの程度も軽いです。しばらくの間は入院にて対応しますが、将来的には日帰り手術も考えています。

精索静脈瘤とは

主に陰嚢の上方(左側が大部分)に、うずらの玉子程度の軟らかい腫瘤を触れる事があります。
陰嚢に痛みを感じる事があり、男性の不妊症の一因となる事があります。
ご自身で診断をつけるのは難しいため、陰嚢に異常を感じる場合には、泌尿器科への受診をお勧めします。

治療の特色

泌尿器科疾患の治療は、個々の症例、症状により検査法、治療法が異なります。複数の治療法がある疾患もありますので、それぞれの状況に応じた治療を行います。また、上記以外の腹腔鏡手術にも対応いたします。自己導尿や尿道カテーテル管理など、詳しくご指導いたします。

医師紹介

濵砂 良一
(はますな りょういち)

診療部長 兼 泌尿器科部長

所属学会

日本泌尿器科学会
専門医 指導医 代議員
日本性感染症学会
認定医 理事
日本化学療法学会
抗菌化学療法認定医
日本感染症学会
インフェクションコントロールドクター
日本泌尿器科内視鏡学会
泌尿器科腹腔鏡技術認定医
日本内視鏡外科学会
内視鏡技術認定医(泌尿器腹腔鏡手術)
日本環境感染学会
 
日本ウイルス学会
 

室岡 和樹
(むろおか かずき)

 

所属学会

日本泌尿器科学会
 

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診療担当医表

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