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当科は開設以来10年間に、900例の手術を行って参りました。現在、呼吸器内科とともに呼吸器センターにおいて診療の効率化と患者様の多様なニーズに応えるべく頑張っております。
診療対象は、肺・縦隔・胸壁、そして気管・気管支に及ぶ疾患です。肺癌や気胸(=肺がパンクして息苦しくなる病気)などがその代表疾患ですが、気道系に浸潤する(=咳や声がれ、息苦しさを自覚する)甲状腺癌や食道癌もその対象としています。北九州ではあまり行われていない肺気腫(=歩いたり階段を上ると息苦しくなる病気)に対する肺容量減少手術も行っており、良好な成績をおさめています。
手術方法としては、従来から行われている侵襲度の高い標準開胸手術(=30 cm以上の傷がつき、肋骨を1本以上切断する手術)を極力行わずに、ほとんどの症例で低侵襲な胸腔鏡手術(=1.5 cmの傷が3カ所と5〜7 cmの傷1カ所で、肋骨に影響を及ぼさずに行う手術)を採用し、治療の根治性のみならず、患者様のQuality of Life (QOL=生活の質)の向上も目指しています。内視鏡を使う胸腔鏡手術の割合は全手術数の87%(原発性肺癌手術数では88%)を超え,また最近2年間では全手術数の93%(原発性肺癌手術数では96%)以上がこの胸腔鏡手術で行われています。
検査面では、リンパ腫やサルコイドーシス、さらには原因不明の胸水など、内科的疾患が疑われる症例に対しても、内視鏡(気管支鏡・縦隔鏡・胸腔鏡)を駆使して診断能力の向上に努めています。
これまでの手術実績(1999年4月〜2010年3月)
| 原発性肺癌 | 404例 |
膿胸などの胸膜疾患 | 46例 |
| 気胸 | 243例 |
頸部・甲状腺腫瘍 | 25例 |
| 肺気腫や嚢胞性肺疾患 | 102例 |
胸膜腫瘍 | 18例 |
| 炎症性肺疾患 | 59例 |
良性肺腫瘍 | 16例 |
縦隔疾患 | 54例 |
胸壁腫瘍 | 11例 |
転移性肺癌 | 39例 |
食道癌 | 14例 |
気管・気管支疾患 | 9例 |
その他 | 13例 |
治療方針の例として、肺癌と気胸、そして肺気腫について説明します。
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肺癌の治療方針 |
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医師名 |
中西 良一 |
| 役 職 |
診療部長(呼吸器センター長) |
| 所属学会 |
呼吸器外科専門医合同委員会 呼吸器外科専門医
日本呼吸器外科学会 指導医・呼吸器外科専門医
日本胸部外科学会 指導医・呼吸器外科専門医・認定医
日本呼吸器内視鏡学会 気管支鏡専門医・指導医
日本外科学会 外科専門医・指導医・認定医
日本気管食道学会 認定医
肺癌CT検診 認定医
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医師名 |
山下 智弘 |
| 役 職 |
呼吸器外科第1医長 |
| 所属学会 |
日本外科学会 外科専門医・外科認定医
日本消化器外科学会
日本呼吸器外科学会
日本胸部外科学会
日本内視鏡外科学会
日本食道学会
日本乳癌学会
日本肺癌学会
がん治療認定医
日本医師会 認定産業医
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医師名 |
篠原 伸二 |
| 役 職 |
呼吸器外科医師 |
| 所属学会 |
日本外科学会
日本呼吸器外科学会
日本胸部外科学会
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